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2008年7月16日 (水)

がま口、作り方その1


Forces Darling / Koop / Koop Islands


ということで次回


アンティークレースのワンピースのおまけとして、

Lacegamaguchi02

がま口バッグを作った。


このがま口バッグはあくまでもおまけ。

メインはワンピース。

でも、おまけだからといって手は抜かない。

そこは真剣勝負。
男なら、全力投球。


前にもちらっと書いたのだが、

ブログには、アクセス解析というのがある。
閲覧者がどのワードで訪問したか。という検索ワードまで教えてくれる素敵な機能。

そこで、よく「がま口 作り方」というワードが多い。

がま口の作品をたくさん載せているのだが、作り方までは載せていない。

ただ、その検索ワードでやってくる人は多い。


さぞかし残念でしょう。


だって作り方は載っていないんだもの。


だったら載せましょう。


今回は長いぞ。


では、〜たかしのがま口講座〜、〜作図編〜

まずどんながま口を作りたいか。
そこは自由に。丸い形か角ばっているのか。

自分の持っている、もしくは買ったがま口の口金を見てデザインを決める。

Cimg5540


おれはがま口好きでいろいろと持っている。

いちばん上はかなり大きい。なかなか手に入らない大きさ。
浅草橋のお店でわざわざ取り寄せてもらった。
これと同じ大きさ。


今回は下から3番目。
イタリアでみつけた口金を選んだ。


こう見ると小さそうだがなかなかの大きさ。

Cimg5542


Cimg5545


なんだか定規が曲がって見えるがちゃんとまっすぐ。
なぜか写真では曲がって見える。
どうでもいい。

幅は17.5cm。

そこでデザイン。
どんなものにしたいか。


01


生地はワンピースと同じ生地を使う。


口金。生地も決まった。


ということで作図開始。

といきたいが、具体的にどうしたいかをデザイン画のイメージから明確に決める。


ふくらみを持たせたいため、前後の間にマチを入れる。

02


。。。

あんま好きじゃない。

03

四角い底をつける。

なかなか郵便屋さんみたいでかわいい形。


ただ、まだ固い。

ということで決まった形。


04


この底のマチが直線のため、底と繋げて底の切り替え線を無くす。

文で書くとわけわかんないのだが、つまりは絵の通り。

底の切り替えが正面から見えなくなるために、ふっくらとした雰囲気の仕上がりになるというわけ。

デザイン、生地、口金も決まった。
なので作図の開始。

口金の輪郭を写し取る。

Cimg55511

必ず。外側。
内側ではなく必ず外側。

そこから口金の底、頂点を直角に引いた線を書く。


Cimg55522

その口金の輪郭から適当にデザイン線を引きおおまかに決める。

そして底の大きさ、幅などを決めるとおおまかに脇のマチがどれくらいかが自然と出てくる。

Cimg55521

青の口金の輪郭と紫の線は同寸でないといけない。
それと茶色の四角が底の部分。対角線状に切り替える。

身頃は中心で反転させる。

また横のマチ部分の底も同寸であるようにする。

Cimg55524

左のマチと、底の三角のひとつがくっつくという感じ。

で、パターン作成。

Cimg5554


なんせ、おれは説明下手なもんで、図や写真を使って説明してもこんなぐだぐだな説明。

見てる人は軽く想像して見てほしい。


ま、決まりなんてないんだから。

好きなように作りましょう。


で、パターンは表裏同じ形。
めんどくさいから裏のパターンは作らない。

で、おれは上部分の口金に収まるところにも縫い代をつけた。
本来は全て口金に収まるので断ち切り同寸でよい。

ではなぜつけたか。


Cimg5559

これは市販のがま口なのだが、この端っこ。
ここだけはどうしても端がはみ出してしまう。

ここが超嫌い。

Cimg5558


ね。


なんかもったいないよね。

せっかくきれいに作っているのに。
ここだけ残念。

気にしない人は気にしなくてもいいんだけど、
おれすっげえ気になる。


なので、おれはここも中にひっくり返すために縫い代をつけた。

ただ1つ注意。


この口金部分のところにギャザーやタックを入れる、もしくはレザー等で作る場合は、
ひっくり返すとものすごい厚みになってしまい、口金に土台が入らなくなる場合がある。

そういうときは断ち切りで。


今回のおれのデザインがタックもギャザーもないデザインであったためにこの作り方ができるだけ。

これ見て作る人は要注意。


今回は長くなってしまったのでとりあえずここまで。


次回は〜縫製編〜へと続く。

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コメント

私は、今この時間にがま口財布を完成させ、最後の金具を締めるところを
他の方はどんな風にやっているかな?と検索してみたら、このブログに辿り着き。

自分の甘さを知りました・・・とさ。

私も自分を信じて、もっと自分自身を高めていこうと思います。

今後もブログ楽しみにしています。

投稿: Risu | 2008年7月29日 (火) 01時10分

Risuさん。


こんな他愛もないブログに目を通していただき
ありがとうございます。

こういったRisuさんのような、
ふと訪れてコメントを残してくれることを
大変うれしく思います。

僕は僕で自分の作品を商品化しているRisuさんをうらやましく思います。

また気が向いたときでもいらしてください。

僕も頑張ります。

投稿: pignolino | 2008年7月29日 (火) 02時23分

こんにちは、最終的にこちらも、かなり毎日参考にさせていただくことになりそうです。ギャザーを寄せる可愛いタイプに挑戦しようと頭の中で思ってましたが、最初に作るものは、わりとシンプルなデザインのほうが良さそうですね。
それと、一番難しそうなのが、端っこの始末と思ってましたbearing
かなり、神経を使いそう!
一つ一つわかり易く、アップされてる作図写真、かなり参考になります。
こんなに丁寧な作図を載せて頂いて感謝です。私の初作品は、かなり時間はかかりそうですが、必ずがんばって形にしようと思います。出来上がったら、作品を見て下さい。

投稿: ちくまま | 2009年1月28日 (水) 17時09分

ちくままさん。

こんな説明で参考になったとは自分でも驚きです。

ぜひ素敵なもの作ってください。
そしてがま口作りの虜になってください。

写真、楽しみにしています。

投稿: pignolino | 2009年1月29日 (木) 04時05分

こんにちわはじめまして、美容師をやりながら趣味で革細工をやっております(手縫い)、いろいろ製作するんですが最近がま口(マチあり)に挑戦したんですが、全体的にうまくいきません。・゚・(ノД`)・゚・。表の革と中の革のサイズのバランスとか口金のはまりぐあいとか・・なにかよきアドバイスがあればおねがいします。

投稿: 蠍 | 2012年7月 5日 (木) 13時11分

蠍さん

コメントありがとうございます。
美容師やりながら革細工とは多才ですね。

手縫いでマチ付きのがま口でしたら僕も製作しています。
http://pignolino.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-6f65.html

作り方ではないですが、形など見てみてください。

バッグや洋服など両方に言えることだと思いますが、縫いよりも最初のパターンが大事だと思います。縫いがきれいでもパターンが変だと形もやはりおかしくなりがちです。

革製品は布と違い仮縫いができませんから、大変ですが繰り返し作るしかないと思います。
繰り返し繰り返し作って自分の形をみつけて下さい。
アドバイスにならず申し訳ないです。

投稿: pignolino | 2012年7月 5日 (木) 23時23分

こんなに面白く、分かりやすい説明があったなんて、嬉しいです!!!

投稿: | 2014年1月11日 (土) 09時00分

ありがとうございます。

また見に来て下さい。

投稿: pignolino | 2014年1月11日 (土) 10時47分

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